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日本の文化を味わい、世界の心を豊かにする箸 No.2

ものづくりの基本は、まず箸使いができること

「『日本文明』の真価」(清水馨八郎著)によれば、「日本人の箸使いは極めてデリケートで指以上の働きをさせている。
日本人の繊細で知的レベルの高い国民性は、まさに手先、指先を器用に使う箸中心の食生活から誕生したものといって過言ではない。
これが現代社会に突出した先端技術を生み出すルーツだったのである」とある。

具体的な例として世界に誇る超一流会社、三鷹光器がある。
この会社は世界のどこにも真似のできない技術で「天体望遠鏡」「手術用顕微鏡」「高精度測定器」を次々と開発している。
そんな会社だから応募者も多い。
しかし一流大学卒を採用しても失敗があったという。
ものづくりの世界では、いくら難しい理屈が言えても現実につくれなければ役立たずである。

ものづくりの基本は手である。
そして、中村会長は最低限箸をうまく使えない技術屋はダメという結論に達したという。
採用試験では受験者に骨付き魚をごちそうし、骨の取り除き方を見て箸の使い方が下手なら不合格というわけである。

さて最近、慣れない左手で試しに箸を使ってみて思わぬ発見をした。
左手では筋肉がやたらと疲れたり、上下の箸がピタリと合わないのである。お試し下さい。

「つかめる」とは「上の箸がまっすぐ下りて、下の箸と音を立てて合って止まる」ことである。

練習
1.うまくいったら次第に細い箸でチャレンジする。
2.自信がついたら、トンボ・セミ・ハエなどをつかまえてみる。

箸は世界に誇れる日本文化だと思います。
箸で遊んだり、もっと深めてみたい方、ご一報下さい。
山ほどありますぞ。

平成14年5月

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