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日本の文化を味わい、世界の心を豊かにする箸 No.4

鳥と箸とご先祖様

「昔々の大昔、 地球ができて、生物ができて、動物ができた。動物とは「動く物」。
動くために四つ足ができたが、前足をパタパタしながら飛べるようになったのが鳥。
また、哺乳類になり、二本足だけで歩くのを憶え、前足が手になり、ものづくりを始めたのが人間。
そして人間は指が発達した。(この説は断片的知識からくる荒っぽい進化論かも知れぬが・・・。 )
今、人は手や指で仕事をするが、鳥は捕獲、食事、巣作りなどあらゆる仕事を嘴(くちばし)でする。 朝のカラスの食事風景は、とんがった嘴だけでビニール袋を突き破る。 そして肉類をつまみ出す、ひきさく、くわえ、移動する。スピーディで器用だ。
この仕事は箸と同じである。動き方は箸と嘴とどう違うであろうか。

箸は二本のうち一方はガッチリ固定され、片方だけが動く。
嘴はどうか。カラスを眺める前に我々人間はどうか。
人は手が使えなくなれば口を使う。上アゴと下アゴとどちらが動くか。 下アゴだけが動く。
車に例えればトランクの蓋と車本体との関係である。
嘴も上側だけが固定され、下側だけが動く。
ワニはどうか。唇がどんどんとんがり、伸びたものが嘴である。 従って、箸と嘴の動きは全く同じである。

近世代の人は鳥にあこがれて、グライダーや飛行機を発明した。
しかし、大昔の我々のご先祖様は鳥の嘴を見て、箸を発明したのかも知れぬ。
嘴はまさに口箸(くちばし)である。
それならあらゆる鳥の嘴から学びながら新しい箸の商品開発ができるかも知れぬ。
鵜飼の鵜はアユを簡単に嘴で捕まえられる。そ れなら道具の開発と指の訓練により、動物を捕まえられる箸もできるかも知れぬ。

平成15年6月

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