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箸とコンニャクの摩擦力実験記(1)

以前デパートで箸作りの人が実演販売をしていた。 「コンニャクを持ち上げるとき、普通の塗り箸は滑るが、私のは滑らない」と。
やってみると確かに塗り箸に比べ、滑りにくく持ちやすい。 これは竹に表面処理した箸だ。さっそく2,000円で買った。 そこでいろんな箸とコンニャクの摩擦力をもっと詳しく試してみたくなった。 ところが、どこにコンニャクは売っているだろうか。自宅近くに豆腐屋はあるがコンニャク屋はない。 スーパーだろうか。などと考えていたが、昼の弁当にちょうど三角のコンニャクが入っていた。 たれのしみ込んだ強い臭いがするのでビニールで何重にも包んでおいた。
数日後の12月の箸考クラブでさっそく皆で試してみた。

その結果

  1. 塗り箸はつるつるでほとんど持てなかった。
  2. デパートで購入した箸は確かに持てた。
  3. 特に良かったのは全く表面処理をしていない素材の竹や木の割り箸であった。
しかし、
  1. 箸のはさみ力(P)は箸によってどの位違うだろうか。
  2. 素材の中でも竹と木との差をもっと明確に説明できないだろうか。
  3. 誰かがあとでCよりbが良いと言い出さないだろうか。
などの問題を残したままで終わった。

1月の箸考クラブでもう一度コンニャクで挑戦、と思ったがコンニャクが無い。 外は寒い。どうしたらコンニャク屋を探せるか。みんな食材など買ったことのない男たちだ。
近くにスーパーなどないだろうか。いろいろ話したが、まあいいや一番近くのコンビニ、セブンイレブンに飛び込んでみた。

やはりない。コンニャクの入った弁当も探したがない。あきらめて帰るか、と思っていたところ、氷売場が目についた。 まん丸の氷が袋に入っている。 以前より、氷をつかむのにアイストングより摩擦力のある箸を使った方が良いとは思っていた (詳しくは別に説明したい)。また、東急ハンズで買っておいた透明のアクリル球とほぼ同じ大きさだった。 氷とアクリル球はどう持ちやすさが違うだろうか?これを買ってあきらめて帰ろうと思った。
ふとレジの横を見るとおでん売場があり、そこに三角のコンニャクがあるではないか。その嬉しさ。いくつ買おうか。
三つにした。
店員はカップに入れ、おまけに汁まで入れてくれた。
「汁はいらない」と言おうとしたが、あやしまれるので断らないことにした。そして皆が待っている事務所に得意気に持ち帰った。

次回の科学的実験記をお楽しみに。

平成17年2月

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