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箸から始まる「学」と「論」(4)<br>「箸ピー1分競争」物語 No.37
箸から始まる「学」と「論」(4)
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箸から始まる「学」と「論」(1) No.34
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海外旅行には「マイ箸」と「割り箸」を No.32
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大学での初めての「箸」の講義(3)感想文を読んで学生への返答 No.30
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大学での初めての「箸」の講義(2)学生から感想文をもらってホッ No.29
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「メニューインと箸」 No.27
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はしがき No.26
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塗り箸屋さんにチャンス!! No.25
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感謝の心を持って箸の道を究めましょう No.21
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秤を使わず…「十円玉と百円玉のどちらが重い?」 すぐ試してみてください No.20
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マイ箸自慢:箸の持ち方なら自信あり No.19
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No.18
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持ち歩く箸をなんと呼ぶ? No.17
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箸の良い持ち方とは?その手本をどう作るか? No.16
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今、世界が注目する『「日本文明」の真価』 No.15
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箸と書道と文字書き屋 No.14
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箸とうどんの摩擦力実験は… No.13
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箸とコンニャクの摩擦力実験記(2) No.12
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「箸考」クラブ日誌 No.10
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バイキング料理と取り箸 No.6
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食シャン塾 ─ 箸の持ち方を教える塾 ─ No.5
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鳥と箸とご先祖様 No.4
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トヨタの生産システムと幼児期より「箸と茶わんでの食事」の学習 No.3
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ものづくりの基本は、まず箸使いができること No.2
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脳という監督が指のチームワーク作り No.1
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日本の文化を味わい、世界の心を豊かにする箸 No.15

今、世界が注目する『「日本文明」の真価』

この本によれば「箸」は
日本人にとって毎日の食べ物を口に運ぶ大切な「生命(いのち)の杖」であり、 人々の守るべき「礼儀の標(しるし)」でもあった。 そして勝手における調理の方法、食卓の形状、食事作法など、 日本の食文化は箸使いを軸にして形成されてきたのである。

日本人はこの単純な日本の箸に驚くほど多様な機能を持たせて食事をしている。 つまむ、はさむ、切る、裂く、ほぐす、はがす、まぜる、押さえる、くるむ、和える、 支える、運ぶと実に多彩である。 しかも食べ物の大小、硬軟、形状によって箸の力の入れ方、はさみ方にも微妙な差を持たせている。 日本人の箸使いはきわめてデリケートで、指以上の動きをさせている。 日本人の器用で繊細で優美で知的レベルの高い国民性は、まさに手先、 指先を器用に使う箸中心の食生活から誕生したものと言って過言ではない。 これが現代世界に突出した先端技術を生み出すルーツだったのである。 この単純な日本の箸が、日本を創ったと言い切ってよい。

(以上P123・P124より抜粋)
とある。

箸の機能として「つまむ、はさむ・・・」と12の言葉を使っているのである。 たった2本の棒なのに、フォークやナイフの食事に比べ、実に多彩である。

この本のスケールの大きさと面白さは、まえがきに
日本を日本たらしめた正体(アイデンティティ)とは何か。 それは「日本にあって、世界にないもの」の中にあるはずであると。 そのためにまず、人を動物と分ける「人の人たる所以(ゆえん)」を五つ選んだ。 すなわち、人は環境に適応し利用する動物であること、「手」の動物であること、 「時間」の動物であること。「言語」の動物でり、「宗教」動物であることである。 次に、この五要素それぞれについて、日本と外国の文化の違いを対比した。 例えば、日本は「手の文化」であり、西洋人は「足の文化」であること、さらに、 「言語」における日本語と欧米語の違い、「宗教」における多神教と一神教との対比を試みた。

(以上P4より抜粋)
とあり、実は私が高校生か大学生の頃、著者の文を雑誌で読み、 その発想の面白さに吃驚したことがある。 「東京湾に橋をかけるべきだ」と千葉大学の先生が書いていた。 私の高校時代は下駄で汽車に乗り通っていた時代であり、 その論文から40年後にアクアラインができたということか。
なぜ覚えていたか。意味はわからないが清水馨八郎の「馨」に強い印象を受けたのである。 この本によれば著者は大正八年生まれである。 この本は平成11年発行だが、まだ元気でおられるだろうか。

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