小宮山さんのお話をうかがって、いつもアンテナを張って、楽しいこと、面白いことをされる姿勢に圧倒されてしまいました。競争する社会で成功している方の考えが、“ 競争しないこと”というのも興味深く、デザインをお仕事にされていないのに、私自身デザインをする時にいつも考えていたいと思っていることを実践されていて、楽しくお話を聞かせて頂きました。
私も、日本語のあいまいさがとても好きです。主語もなく会話が成立したり、自然や今いる環境に対して尊敬を表す言葉を意識せずに使っている所に面白さや奥深さを感じるし、日本語を扱う者として誇りを持てる部分です。
日本語は、日本人の気質と表裏一体の関係にありますが、同様に日本人の“動作”にも、常に日本人の気質が見て取れると思います。その中で日本人の気質を顕著にあらわす動作が、日本人の“食”の動作・箸の文化だと思っています。先の細くなった棒2本は、棒という名前ではなくその2本の簡素な棒だけで1つの道具として完成されていて、用途は人間の能力の数だけあり、箸に対する日本人の考え方そのものが日本人の気質になっていると思うのです。
日本人の器用さは、もしかしたらここに起源があるのでは?とも思います。食は生命維持のために最も欠かせない要素であり、一番動かしやすい手で、そのまま取って食べても何も問題ないはずです。でも日本人は箸を使うその動作に美学を持っていて、何か特別な意味を気付かないうちに持たせているのでは?と思います。こういう考察は自分だけの時間であり、幸せな時間です。箸に対してたくさんの思いを持てたのも、とても意味のあることだと思います。貴重なお話をありがとうございました!
(2年 Kさん)
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