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足のスピード競争である100m走、リレー、マラソン等は道具のいらない単純な競争である。
パンツ1枚、裸足でもよく、一定の距離を決めて時間を測定するだけである。極めて単純。
だから世界中の人が楽しんでいる。しかし、準備時間がかかり、車椅子の人や老人には出来ない。
しかし手のスピード競争「箸ピー1分」なら誰でもすぐ2〜3分で完了出来る。
足の競争は2本足が必要だが、手は1本だけでゲームが出来る。
さらに1人で左と右の能力差や向上度のデータがとれる。
箸ピーの道具は 「箸」 「つまむもの(ピーナツ)」 「皿(ピーナツの入れもの)」 そして「時計」があれば良い。
今まで「箸ピー1分」を300〜500人位がしたが、60すぎの女性がトップの102ヶ、次が50すぎ(?)の女性の100ヶであった。
しかし、これを世界標準にして世界の人々が楽しめるにはピーナツは良かったが皿に問題があった。
何故、殻付きピーナツに絞ったか?
以前、小学4年生の課外授業を行ったとき、「箸の1分競争」に、
「殻付きピーナツ」 「おはじき」 「ビー玉」 「米粒」を使った。
期日までにこれらの道具を手に入れるのは大変だった。
実際にしてみるとピーナツが一番簡単、遅い子でも1分で40ヶ、早い人は80ヶちょっとの結果が出た。
米粒は難しかった。1分で2ヶだけの子供もいた。
その子にとって米粒のゲームは2度とやりたくないだろう。
この時の箸は、割れ箸であったが、米粒の場合は特に、箸のとんがり方や摩擦力が結果に影響する。
むしろピンセットの方が簡単につかめるだろう。
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世界の人が簡単に手に入り、「箸によってバラツキのないものは?」を色々考えた結果、カラツキピーナツに決めた。
ピーナツなら、千葉県やカーター元アメリカ大統領のジョージア州も喜んでくれるだろう。
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その後の課外授業は、箸の競争には殻付きピーナツに絞り込んだ。
そして問題にも気が付いた。ピーナツにも、1ヶ入り、2ヶ入り、3ヶ入りがある。
課外授業では、50ヶのうち、最後に残っていたのは1ヶ入りが多かった。
確かに2ヶ入りに比べ1ヶ入りはつかみにくい。
そこで、「2ヶ入りだけを使うこと」にルールを修正した。
また面白さにも気づいた。2ヶ入りピーナツは細長い。
この長手に対し、直角に挟まなくてはいけない。
そのために、指、手首、腕をどう動かしているのだろうか?
“立ち作業の方が有利だ!!”と言った人がいた。
腰の動きもあった方が速い、というのである。
殻付きピーナツは、ビー球やおはじきなど丸状のものよりも面白い。
お皿の問題
箸ピーの当初はお皿を探した。100円ショップで探すと、ちょうど良い皿があった。
植木鉢の下に敷く直径20cmの受け皿である。
このお皿で問題ないと思っていたが、後でいろいろ問題が出てきた。
課外授業の注文を受けた時だ。
3クラス一斉で、1クラス平均35人ほどの授業だ。
合計100人ちょっと。
この時、皿をいくつ用意しなければならないかの問題があった。
確か200ヶほど購入した。100円ショップには勿論それほどの在庫がない。
18cmならあり、それで我慢してもらうか。という訳で、これもいくつか買ってしまった。
イベントの度に皿の在庫がいくつあるか調べねばならぬ。
また、皿の大きさが揃わなければ、もちろん世界標準にならないし、
出っ張っているので、送るのもコストがかかる。
更に若い女性からは “植木鉢の受け皿をテーブルに置くのはイメージが良くない!” とクレームがついた。
紙での皿づくりが出来ないか?
紙に折り目をつけ、使用時に組み立てられないか?
これには「ビク抜き」という加工方法があり、厚めの紙やダンボールにプレスして、一度に切断と折り目を入れることが出来る。
型代もそれほど高くない。
「ビク抜き」は送るときは平面でも現場で組み立て可能なので、店頭での数ヶ月だけの広告物に使われることが多い。
思い切ってその業者を探して頼もうか、と思いながらも先ずは試作。
形状は丸型か四角かあるいは六角、八角か?
丸は立ち上がりの処理が難しそうだ。
四角は立ち上がりの弱い部分が出来る、ということで六角の試作をした。
無駄のない材料取りは?ということで〔図1〕をA3でコピーして作ってみた。
“出来た!!” しばらく放っておいた。
技術部会で最新システム・アイデアが遂に完成!!(08年1月28日)
〔図1〕は汚い出来、と〔図2〕のように設計変更。
ホチキスで6ヶ所止めるだけで美しいカラーの皿のデザインが完成。
「重ねられるように出来ないか?保存しやすいだけでなく、紙が薄くても2枚重ねなら強度が出る。」という意見は出た。
世界の人に「折り紙」もネットで送れるぞ!!
我々の団体は国際箸学会。箸ピーで世界中の人が手のスピードゲームを楽しめる「箸ピー」にできないか?
「今はインターネットの時代、カラープリンターの時代。
ビク抜きしたものを送るより、デザインを送って先方で組み立ててもらった方が良い。」
という問題意識を皆が持っていた。コンピュータやゲームや技術に詳しい人がいた。
この方法は、型が不要なので設計デザインなども自由に変更でき、素晴らしいものに変わっていくと思う。
またA3の紙だから、余ったところで「折り紙で美しい箸置きを作ろう」また「箸立てや箸入れを作ろう」、
いや「日本文化の折り紙も」それに「しゃれたカード入れや紙製品なども. . .」考えてみるとネタは広がる。
「箸を通じて世界中の人と共に喜ぶ」ことが出来そうである。
なぜ「技術部」は生まれたか?
去年の秋ごろ、以前に冒険家の大場満朗さんを支えた人たち3人を技術部と称し、箸学会に誘ってみた。
冒険家とはそもそも3Kどころではなく、超3Kで「超危険」「超きつい」「超お金が要る」職業(?)だ。
それを支えるには「もの好き」 で 「ある部分は有能なところがある人」 だと思う。
マーケティングやシステム作りが得意ではあるが、本業はどうもよくわからない田尾宏文さんと西山裕さん。
それに当時エプソンの時計開発をしていたが、今はオリエント時計社長の渡辺淳さん。
これを「技術部」と名づけ、マイ箸の商品開発コンセプトについてブレーンストーミングを始めた。
その後、技術部会で箸の1分ゲームのことを話してみたところ、ミソクソにやられ、直された。
「これはゲームではない、競争だ」
「ピーナッツを使うんだから箸ピーナッツだ。いや、箸ピーと名付けたほうが良い」
「手順書・マニュアルが良くない。直そう」
で「箸ピー」の名は生まれた。
その後、ピーは英語でオシッコの意味だ、という意見があった。
そして「長ったらしくても正式名をつけておいたほうが良い」ということになった。
そこに三浦広紀さん、ドラッカー学会理事の上野周雄さんも加わって今は6人だ。
平成20年2月 小宮山記
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