部活動レポート
■2024年6月26日箸研究部「我孫子市鳥の博物館」の視察会
箸研究部で「我孫子市鳥の博物館」の視察会(2024.6.26)を実施しました!
箸研究部では、2か月に1回、湯島サロンにて「箸ラボ」を開催しています。現在、6名の部員で研究を行っており、箸に関するアンケート調査や箸技と脳の関係を科学的に調査するための計画、さらに鳥のくちばしの形状と機能を学び箸に応用する研究を進めています。
ところで皆さんは、箸の語源のひとつに「鳥のくちばしに似ているから」というのをご存じでしょうか?諸説あるようですが、国際箸学会では第6回交流講演会において、東京大学大学院農学生命科学研究科の樋口広芳教授に「くちばしと箸―鳥類のくちばしの形状の機能について学ぶ」と題して講演をいただいたことがあります(2009年6月7日東京神田学士会館)。
今回は、箸学会設立当初に行われたこの講演を振り返り、「我孫子市鳥の博物館」を訪ねて、鳥のくちばしを実際に見て、学芸員の説明を聞いて、学びを深めようと考え、視察会を実施しました。当日は箸研究部の小谷部幹事、うるちゃん、河端(部長)の3名で2時間あまり、じっくりと鳥のくちばしと向き合いました。
世界の鳥コーナーには26目157科から標本268点が展示されています。くちばしの形状や長さ、ギザギザなどの表面構造の特長は、鳥の大きさや食の対象などにより、大きく異なります。魚を突き刺す、地面に突き刺して地中の虫の振動などを感知する、水面の藻をすくう、花の蜜を食べる長い舌、捕まえた獲物が逃げないようギザギザのついたくちばしの内側や喉の構造など多岐にわたることを、学芸員の脇水さんから丁寧に説明していただきました。
さて、箸に応用するのに最適な鳥のくちばしはどれなのか?今後の箸ラボで探求していきます!
箸に興味のある方、私たちと一緒に研究しませんか?是非箸ラボにご参加ください!