ピーナッツ移動は施術評価のバロメーター!
麻痺側(まひそく)の指にこのピーナッツのサイズ感がぴったりです!!
当施設は脳卒中の後遺症リハビリ専門の施設で、マンツーマンで患者様に向き合っています。
重度の方が多いので、指先の細かい動きのトレーニングのために指でピーナッツを「つかむ」「はなす」という動作を行います。
麻痺側の指にこのピーナッツのサイズ感が大きすぎず、小さすぎず、丁度いいのです。くびれのある形状もいいのかもしれません。お手玉や大豆などは以前からよく使われますが、このサイズは新しいと思います。
また手のトレーニングと同様に足の指でも行います。
何をつかんでいるのかわからないという感覚障害の方の「足裏の感覚」と「動き」を調整するためです。
内反した足の指でもこのピーナッツはつかめることが分かりました。くぼみがあったり表面がざらざらしているからでしょうか。
指先の筋肉は歩くのにとても大事なんです。このトレーニングをすると足の感覚が良くなり、筋トレにもなるので歩きもしっかりします。
また課題指向型トレーニングとして、つかんだピーナッツを隣の箱へ移動させて指先の機能回復を図っています。
このトレーニングを施術の前と後に行い、ピーナッツの移動数がどれくらい変わるかを測定し、施術の評価に使っています。大抵の場合は施術後の数値の方が高いですね。
お箸を使ってピーナッツを移動できる患者様はまだ数名ですが、トレーニングを重ねて指がスムーズに動くようになってきた時には、次のステップとしてお箸での動作をすすめてみようと思っています。これからも機能回復訓練に使っていきます。
<埼玉脳梗塞リハビリ川口>
今年4月にオープンした埼玉県川口市にある脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など脳卒中の後遺症を専門とした保険外リハビリ施設です。お一人お一人の状態にあわせてマンツーマンでリハビリを行っています。
<箸タイマーよりコメント>
元気で信頼感のある押本先生の施術は「効果がみられる」と患者様に好評です。またYou Tubeでもトレーニング動画を配信していますので興味のある方はぜひご覧ください。