harebare(晴れ晴れ)さん訪問記(2023.4.26)
記:箸タイマー2号 もけもけ
harebareさんは特定非営利活動法人ヒールアップハウスさんが運営している、川口銘菓ベーゴマクッキーを製造・販売している工房です。
障害のある方が工房で働いたり、生活のリズムを整え工房デビューに向けての生活訓練をしたりする場所です。
川口市内でのイベントに頻繁に出展されており、箸学会もよく同じイベントに参加しています。
以前「箸タイム」をご購入いただいており、先日のフェアトレードフェスタ川口でお会いした際に「箸タイムはお役に立っていますか」とお伺いしたところ「はい!」とのお返事。
「ぜひ見学したい!」という箸タイマーのずうずうしい訪問依頼も快諾してくださり、この日を迎えました。

居心地のよい素敵な空間
はじめて訪問した harebare さんはまるで避暑地のおしゃれなカフェのよう。
おしゃれでありながらも温かみがあって居心地の良い素敵な空間です。
こちらは引っ越して1年が経つそうです。
白い塗り壁に落ち着いたウッド調の家具。センスのよい用土品に囲まれてすっかりリラックス気分の箸タイマー。(これらの用土品は石﨑所長がチョイスしたもの!)


「斜塔」を5秒で完成させる積リン達人あらわる!
今日は6名在籍されているうち、2名の方が生活訓練に来ていました。
午前中はポークソテーを作って「食べすぎちゃった!」とMさん。
いつもはピーナッツ移動の「箸ピーゲーム」をしているそうですが、少人数の今日は、従業員の川合さんと一緒に「積リン」に挑戦中。
お箸使いの上手なMさんは遊び方カードを見て雪だるまをするすると仕上げていきます。
一方Oさんは苦戦中。「大丈夫、大丈夫。できる、できるよ~」と励ましながら挑戦する2人。
なんとかOさんも雪だるまを完成させました。

その後「日の出」を挑戦し、そのあと「斜塔」を作ることになりました。
「斜塔」は大きいリングから小さいリングを順に重ねていくシンプルな積リンですが、バランス感覚が求められ、なかなか出来そうで出来ない作品です。
「これですよ」と「斜塔」の遊び方カードをOさんとMさんに見せる川合さん。
するとOさん、お箸でLLリングをつまむとポンと自分の前に置き、その上に次のリングを「ポン」「ポン」「ポン」「ポン」!
なんと5秒で完成させてしまいました!
こんな早くにできる人は他に見たことありません。
なんのためらいもなく次のリングを載せていったOさんに「どこにリングを置くのかわかってたの?」と質問すると
「はい、こんな感じに」と右手で右まわりのらせんを描きました。

歴史的瞬間に立ち会えて、見ていた私たち箸タイマーと川合さん、Mさんの興奮さめやらず。
「すごいね~!すごいね~。Oさん、やったね!!」と声をかけると、Oさんは自慢するそぶりは微塵もなく、恥ずかしそうに「みんながいてくれたからです」と。
え~!そんなこと言われたらこっちが泣いちゃいそう。
しばし余韻に浸ったあと、左右の手で箸リンに挑戦。石﨑代表も加わりドミノや積みピーも体験してみました。
川合さんも箸タイムの魅力にどんどんハマっていき、ついにピラミッドを完成。「やった!」


箸タイマーの心は感動の雨、あらし。今日もいい人達に出会えたなあ。
後日、石﨑所長からは「通所者さんの新たな才能の発見につながり、感謝申し上げます。日常ではないところから大きな発見につながることを改めて学ぶことができました」と嬉しい言葉をいただきました。
これからもみなさんが素敵な箸タイムを過ごせますよう…


特定非営利活動法人ヒールアップハウスさんとは
平成14年9月に「川口市精神障がい者家族の会」の願いから川口市に設立。
障害を抱えながらも、より豊かな人間関係をつくり、楽しく自分らしい生活をみつけ、社会参加することを目的に活動されています。
障がいのある方が自分らしく働き、生活できる場所として活動する就労継続支援B型事業所「晴れ晴れ」、 自分の体調に合わせて働くことができる作業所「にちにち」、障害のある方が日中活動を行える場所「のびのび」の3つの施設を運営されています。川口市の地域貢献事業者にも認定されています。
HPはこちら→ 特定非営利活動法人ヒールアップハウス

<この記事の執筆者>
「ぺけぺけ」と同様、2022年10月よりコミー(株)から国際箸学会へ出向してきました。コミーでは制作部や海外営業部に配属されていました。
今は「箸タイマー2号」として箸技を普及して回っています。性格はあだ名と同じように「もけもけ」しています。
よろしくお願いします。
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