記:箸タイマー もけもけ(横瀬)
箸学会員のうるちゃんから「箸タイムの貸出お願いします」と連絡がありました。
「箸タイム」の貸出制度は以前、うるちゃんから「借りることができればグループで集まって気軽に遊べるのにな」という一言から考案されました。
たしかに初めて遊ぶのに人数分購入するのは難しいですよねえ。
今年の1月、その考案者からついに貸出依頼が来ました。
うるちゃんは台東区のボランティアに登録していて、「かがやき長寿ひろば入谷」から講師としてお声が掛かったというのです。この「かがやき長寿ひろば入谷」は介護予防・フレイル予防を図るため60歳以上の台東区内在住の方に様々な教室を開催しているところです。
私たち箸学会は、その日のために「箸タイム」を15個ほど貸出しの手配をしました。
うるちゃん先生の脳トレ教室は2月と3月の計2回。箸タイマーの私たちもゲストで呼んでくださることになりました。
初日の2月6日。前日は東京に珍しく大雪が降り、道路に雪の残る朝でした。
「こんなに足元が悪かったらお休みが多いんじゃないかな」と不安がよぎります。うるちゃん先生も準備時間は緊張気味。
ところがいざ、ふたを開けてみてビックリ。ほぼ満席の14名が参加です。やった~!
教室の最初に、うるちゃん先生が手を使うと脳にいいことを教えてくれて、みんなで手の体操をやりました。
そしていよいよ「箸タイム」を使った脳トレ時間です。
まずは基本の箸ピー1分から。
「利き手でも利き手じゃない手でもやりますよ」。参加者は「え~!!」。どこの会場でもこの反応。そうです、利き手じゃない方の手でやるのが脳トレになるんです。想像以上に盛り上がって2回戦やりました。
うるちゃん先生はホワイトボードに得点を書き出します。ほとんどの参加者は2回目の記録が伸びています。
そのあとは「箸タイム」ならではの遊び「箸リン」。
5つのお箸の技を使いながらリングをいくつ動かせるか競います。これも左右の手で行うのが競技ルールですが初日の今日は右手で動き方だけ練習しました。
後半は「外はまだ雪が残ってるからね~」と積みリンで「雪だるま」に挑戦。そしてその後、ピーナッツをいくつ積めるかを競う積みピー。最後は箸ピー優勝者へのミニ表彰式で締めくくりました。
2回目は約1か月後の3月4日。このお教室は参加者を1回ずつ募ったとのこと。当日は12名が参加。
半数以上が前回参加されたリピーターでした!
「また来たい!」と思って応募してくださった方がこんなにいてくれたことに感動する箸タイマー。
「よ~し、今日は張り切っちゃうぞ!」と前回はやらなかった「箸リン」の左手にも挑戦。リングで積み木をする「積みリン」がかなり上達した方もいてどんどん新技を披露しました。
「先生次どうやるの、教えて!」と積極的な声が聞こえてきます。
あっという間の1時間。今回はちょっと詰め込みすぎたかしら。「疲れた~」という声がちらほら。お家でゆっくり休んでくださいね~。
みなさんで「箸タイム」を体験する場を作ってくださったうるちゃん先生、どうもありがとうございます。
■うるちゃん先生の感想
「参加者のみなさんがとても楽しんでくださったのが、嬉しかったです。特に雪の後の足元が悪い日にたくさん来てくださってなんか感激でした。
ボランティアセンターの方が2日間見に来てくださって、参加者の皆さんの様子を見て『いいですね~』と感謝されました。
私は初めての経験でしたので、お二人におんぶにだっこ状態でした。なるほど思いながら私が気持ちよく参加できたのでした。」
今回のように「箸タイム」を使ってグループで脳トレやレクをやってみたい方はぜひ貸出制度をご利用ください。近郊でしたら箸タイマーが伺うことも可能です。ご連絡お待ちしておりま~す。
<この記事の執筆者>
「ぺけぺけ」と同様、2022年10月よりコミー(株)から国際箸学会へ出向してきました。コミーでは制作部や海外営業部に配属されていました。
今は「箸タイマー2号」として箸技を普及して回っています。性格はあだ名と同じように「もけもけ」しています。
よろしくお願いします。
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