記:箸タイマー1号 ぺけぺけ(徳永)
「だんらんの家 町田木曽」さんに行って来ました。
こちらは小規模なデイサービスで、定員は10名ほど。戸建て一軒家風の中に招かれると、利用者さんと同じくらいの数のスタッフさんがいてビックリ!
モノが機能的に配置されており、そこをスタッフさんが絶えず行き来してとても活気があります。
まず目に飛び込んできたのが「2024 6.20国際箸学会」「箸タイマー選手権」の大きな横断幕(縦だけど…)
箸タイマー1号の名札までご用意いただいていたという周到ぶり!
この至れり尽くせり感は、最後の方でもアッと驚かされます。
そして、久しく絶えてなかった抗原検査キットによる鼻奥グリグリによる陰性証明。
利用者さん達の安全・安心を第一に考える姿勢が現れていてとてもすがすがしい思いをしました。
さて、約束の時間になって「箸技」タイム突入。
いつものように、箸タイムの「箸ピーゲーム」の右/左から。
「箸リン」の5つの技は難しそうで、ちょっと疲れちゃったという人も。
しかし、こちらの施設の最高齢者のIさんは、隣の30歳も年下の男性をからかったり励ましたりと超がつくほどお元気。関東大震災の1923年生まれの101歳とは思えぬほどの活舌の持ち主でもあります。
休憩のドリンクタイムが終わったら「斜塔」や「詰めホーダイ」などをやり、最後は何個積めるかの「積みピー」で盛り上がりました。
本日の積みピーチャンピオントロフィーは、4個積まれた方の手中に。
とびきりの笑顔で喜んでくれました。
その様子をスタッフさんがパチリ、またパチリ。
最後は全員で集まってパチリ!
そして、至れり尽くせりの極めつけは、今日楽しかった思い出の写真がプリントされて、すでに個別のアルバムになっていることでした。このスピーディさと、そのしくみに驚きました。そこに収まった笑顔いっぱいの写真は、ご本人はもとよりご家族にとって宝物になるでしょう。
また、こちらのモットーは「生きる力を育む介護」です。
統括管理者の大村さんから「むやみに手を貸さない」という方針をうかがいました。
ひとり住まいの方が多いため、こちらでは「自立支援」の訓練をかねた環境を提供されているということでした。
帰宅時に利用者さんが椅子に座って靴を履く時も、送りに出たスタッフさんは口は出す(アドバイスする)がいっさい手は貸していませんでした。
ここに滞在する間だけ楽をさせるのではない、「自立支援」の概念を教えてもらいました。
<この記事の執筆者>
2022年10月より、コミー(株)から国際箸学会に出向しています。コミーでは営業を担当していました。「箸タイム」購入者に向けて講習を行ったり箸技を広げる「箸タイマー」としてお手伝いをしています。
「ぺけぺけ」は、あだ名で呼び合う「笑いヨガ教室」に参加したときに自分で付けたあだ名です。同じく出向社員の横瀬さんが「もけもけ」に決めたので、私は反射的に「ぺけぺけ」にしました。
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