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執筆者の写真学会長

「箸の唄」づくり物語③

更新日:2020年10月2日

少しずつ直しながら歌詞が完成、英訳もできた!

西山裕さんに相談すると、いろいろ直しながら、1番は生活、2番は箸の持ち方、3番は機能(道具)という。なるほど!


1  昨日も今日もまた明日も

   二本の指先動かして   

  いただきますで始まって

   ごちそうさまで終わります


箸サロンで3番まで歌ってみた。1番がおかしいという。「1番全体がエッチなことを想像する」とママが言うのだ。とんでもない誤解をする人もいたのだ。そう言われてみると、少し古い人なら新婚生活を思い出す人がいるかも知れぬ。「指先」でなく、「箸先」と直せば良いと言われた。しかし箸先は1本だけしか動かさない。寝ないで考えた結果、箸の持ち方は2番だけにしよう。「二本の指先動かして」を「ご飯とみそ汁感謝して」に変えてみた。日本は「箸と米の文化の国」である。そして次世代の子供達にはこれに加えて、「感謝」ということを教えるべきであると思った。


歌詞は、少しずつ直していった。替え歌は、当初は「隣組」と「一寸法師」だけだったが、「ともだち讃歌」(リパブリック讃歌)、「鉄道唱歌」、「一月一日」(年のはじめのためしとて~)などでも歌えるといったアイデアが出てきた。実はもっとたくさんあったのだが上記は版権のないものである。


特に「リパブリック讃歌」は南北戦争の唄としてアメリカ人なら知っているそうだ。

また、伴奏があればもっと歌いやすい。'09年10月25日(日)に西山さんの事務所(スタジオ)で菅谷さんのハーモニカを録音(レコーディング)してもらうことにした。

私ははじめて録音の現場を見た。何度も聴いているうちに、同じ人が演奏しているのにこんなにも違いがあることがわかった。その中で一番いい演奏を決めた。人間というのはバラツキが多いものである。生演奏の魅力は観客と一体化した時に最高の喜びが生まれることかも知れぬ。


菅谷良夫さん(西山裕さん撮影 於 箸サロン巣鴨)

ところで、”国際”箸学会である。「箸の唄」を英訳して歌えないだろうか。いたいた。高校の同級生だった瀬志本くんである。彼は英語ができ、楽器会社にいたことは皆知っていた。しかし、実は我々が口ずさんでいた多くの歌を英訳し、「日本の四季」の本とCDを出していたのである。3年ほど前に彼を浜松に訪ねて箸の話をして来た時に、私はこのCDをもらっていた。


彼に頼んだら、すぐに引き受けてくれた。そして歌詞が変わるたびに直してくれた。また、「曲の版権が切れているものは電話で聞けばすぐにわかるから…」のアドバイスですぐに調べることができた。彼のおかげで英訳もできた。(④に続く) #箸雑記


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